【30年の結論】二人がかりでも持ち上がらないものの正体
2026/05/31
【30年の結論】二人がかりでも「持ち上がらない」ものの正体
私の部屋のカレンダーには、ある言葉が書かれています。 仕事が上手くいかない時、私はいつもこの言葉を真っ先に思い出します。
「一人で持ち上げる気が無かったら、2人がかりでも持ち上がらない」
今日は、30年間現場に立ち続けてきた私が、どうしても「変えられなかった企業」の共通点についてお話しさせてください。
なぜ、その会議には「魂」が宿らないのか?
コンサルタントとして、やっと期待に応えられる仕事ができるようになったと自負しています。しかし、どれほど熱を注いでも、どうしても上手くいかないパターンがあるのです。
例えば、こんな社長がいらっしゃいます。
- **「自分がいると店長たちが緊張するから」**と、挨拶だけで会議を中座する社長。
- **「自分たちで決めて!」**と丸投げし、お金は出すが決定は避ける社長。
一見、物分かりの良い、自主性を重んじるリーダーに見えるかもしれません。 しかし、現実は残酷です。リーダーが「現場を任せている」つもりでも、現場は「社長は逃げている」と本能的に察知します。
社長が自ら車を引く気がない組織では、コンサルタントがいくら後ろから押しても、車輪は1ミリも回りません。
豊臣秀吉が「坂道」で悟った真理
ここで、秀吉の「大八車の逸話」をご紹介します。
若き日の秀吉が、重い大八車を引いて急な坂道に差し掛かりました。 一人では無理だと助けを求めましたが、誰も見向きもしません。
秀吉は悟りました。「世の中は冷たい。なら、自分一人でやるしかない!」 必死になって、顔を真っ赤にして車を引く秀吉。その姿を見て、周囲の人が集まってきました。 「おい、頑張ってるな。俺も貸してやろう」
助けが現れたのは、秀吉が「一人で何とかしよう」と決めた瞬間だったのです。
2代目・3代目の皆様へ、あえて厳しいことを言います
もしあなたが後継者で、ベテラン社員に遠慮しているとしたら、特に注意が必要です。 「自分より詳しい専務がいるから」「実務は現場が決めることだから」……。 その**「謙虚さ」という名の「当事者意識の欠如」**が、組織最大のブレーキになっているかもしれません。
コンサルタントは、あなたの車を「より速く、より遠くへ」運ぶための伴走者です。 しかし、**「最初に車輪を回す力」**だけは、リーダーであるあなたにしか出せないのです。
「一人で持ち上げる気」は、ありますか? もしその覚悟があるなら、私は全力でその手を添えさせていただきます。
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