本部を作ると経費がかさむ
2025/06/04
先日ある経営者とお話をしていてのことです。「凄いことを言うな?この人」と思う瞬間が有りました。
しかし、聞いていて、当然これは現在の経営内容から考えて「仕方が無いのだろうなあ」と思うに至りました。
この社長は「本部は作らない」と言うのです。
40人程の社員数があり、売上も20億には至りませんが、結構社員さんが頑張っています。
お陰で平均個人売上高は結構上がっているのですが、イマイチ利益が出ていません。
この状況を見ていて、コンサルタントとして思ったのです。
この閉塞感の原因は、社長の「本部は経費がかかるので作りたくない」という一言で、全てが分かった気がしました。
それこそ、コンサルタントと経営者の打合せ話の中でのことなので、全てが分かることなど本来有り得ないことなのですが、この閉塞感の元凶の本質が、見えた気がしたのです。
打開策は、粗利を5%程度改善できる人材がいれば、すぐ解決できると思ったのです。
粗利5%改善できる技術を持った人を育てるか、社外から得るかの、二つに一つしか無いのですが、この社長はそういった行動に出ません。その理由は、当然自分では5%の粗利改善はできないと思っているのか、経験も無いのでしょうがないのですが、「本部を作らない」という言葉によって、余計に深く考えることを邪魔されているからのようです。
私は、こう思ったのです。
コストセンターとプロフィットセンターという言葉が有り、考え方が有ります。
この社長は、どうも本部をコストセンターだと思っているようです。この思いに取りつかれている以上、なかなか次に進めないでいるのです。
本来本部の人材は技術職です。しかし、現在この会社にいない人材です。その上、社長にもできない技術なので余計です。そんな人材は想像も付かない。だから本部はコストしか生まない、と思っているようです。しかし現実には粗利を5%や10%改善する技術を持った商品部長人材はいます。そういった技術を持った人材の存在を知らないから、想像もできないので、こういった現象が起こるらしい。
分かりやすいようお話しすると、もし売上高が20億円ある企業としたら、粗利益45%なら9億円の粗利(売上総利益)です。しかしこれを、5%上げる技術を持った人がいて年間粗利50%にし、10億円の粗利高にできるなら、販売員レベルでの売上高に換算すると、2億円の売上高と同じ価値が有ることになります。つまりこの技術を持った人は、一人で年間売上2億円を売上る販売員と同じ貢献をしたことになるということです。
実際に、売上高2億円の販売員の育成と、粗利5%アップを実現できる商品部長の育成とではどちらが簡単か?というと、この企業に関しては、後者のほうが圧倒的に簡単です。
このように商品部長であったり、営業企画部長であったり、技術職を育成するか、社外から引っ張って来るかをしなければ、現在の社長の知る世界が広がらないことになるのです。
だからこそここに、コンサルタントの存在が必要なのです。
経営者が経験したことの無い、見たことのない世界を経験したことのあるコンサルタントには、道案内ができるのです。ここに成長企業にはコンサルタントが不可欠な理由があります。
手前みそではありますが、私桜間個人的には、売上高600億円5000人規模の組織を、売上高20億円100人程度の頃から、その成長を当時者として経験してきました。だから知っている世界、見ている世界が、地方の中小企業の経営者さんたちより、少しは広い世界を視野に入れてお話しできるのです。
経営は面白いです。一生ワクワクしながら生きるには、「ビジネス イズ マイライフ」仕事を通してしか、充実した人生を求めることはできない。私は、そう考えています。
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