生業と家業
2025/10/19
いわゆる”生業”とは、一家で「食べるためにお金を稼ぐ」目的でやっている仕事だとすると、家業とは、その先へと成長発展したのが”家業”です。
なぜ?今ここで「生業と家業」について語るか?と言うと、経営コンサルタントをやっていると、必要に応じていろいろ現場で「組織の成長」について考えることがあります。そこで、ある一人の経営者が、食べるためのビジネスである”生業”を始めて、それが”家業”へと発展し、そして企業へと成長してゆきます。勿論、成長をしないこともありますが、創業者が学びながら組織としても”成長”して行くこともあります。
”生業”から”家業”へ、家族全員を巻き込んで仕事が徐々に変わります。この変化が大事なのです。実は、経営者個人の中では大きな変化が起こっています。食べるための労働から、自分の中に意味のあるビジネスへと、大きく変化して”家業”となります。
特に、後継者に継承するときは”家業”を深く考えます。こういった時を経て自分の仕事に対する考え方に変化が起こります。言葉や文章にならなくても「後継者に継承する」は、何らかの意思決定が有り「何を渡すか?」を深く考えるからです。
次に来る”企業”というステップを、創業経営者なら一度は考えます。このタイミングで、何を考えどう行動するか?ある経営者はこう言っていました。「責任とは、一生逃げることができない。最後までやりきることでしか果たせない」と言っています。
自分のやりたいことをやるということは、社員の生活に責任を持つということ。一生付いてくる「経営者の責任」から逃げることはできません。
こういったことは経営者自身の自覚から、自分の一生を賭けるのか?「人生最大の博打を打つ」という自覚の上に、自分だけで結論を出すことになります。パチンコや麻雀といった賭け事ではなく人生最大の賭け、今のビジネスを一生を貫く仕事であると自覚し、周りの者を巻き込む人生最大の決断であると認識した上で、やるか?やらないか?を孤独に選ばねばならなくなります。
そこには”家業”から”企業”へとへの成長があります。
企業になるということは、社員さんを何人か使い、自分のやりたいことを始める。毎月、社員さんに人件費として多額の給料を出す。実は、この”決断”には責任が伴います。つまり企業を目指す第一歩は、毎月給料を出すことであり、それは毎月の従業員の生活に責任を負うことになるからです。
こういった成長過程は、経営者に大きな決断をところどころで求められます。
ところがこういった自覚や思い入れもなく、経営を継承した場合、あまり深い考えも無く、その後の企業運営にいろいろ不足を生みます。
それが、プライドだけ高く何の経営決断もしない社長だったり、頭ごなしにベテランを古いと揶揄する決めつけ社長だったり、業績評価を感情で判断する社長だったりします。腹を据えて自社のことを考えれば、何の問題もないことが大きな問題となったりします。
深い考えが無ければ、決断をしない原因にもなります。
せっかく企業レベルまで、何人もの自覚を経て、何年も何十年も掛けてここまで成長してきた企業組織が揺らぐ時、こんなことで無駄にしたくない、と思うのはコンサルタントだけなのでしょうか?大変残念なことです。
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