サクラ経営研究所

育てる環境

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2025/04/19

 前回「上司の仕事は命令」の中で書きましたが、歴史の長い1店舗のお店では、いろいろな事情で社長(店長)が命令を出さなくなっています。

 こういった環境下での新入社員教育については、命令を出す上司に問題がある場合が多いようです。

 私どもの場合は、おおよそお店の環境についてヒアリングをしてから、そのお店にあった具体的な「新入社員教育の具体的方法」をご提案させていただくようにしています。

 

 このように、だいたいの地方の一店舗における新入社員の環境は、似たり寄ったりのようです。

 小売業の場合でも、大手と地方の一店舗の企業とでは「採用と教育」に対する姿勢がまったく違います。毎年継続して何百人もが入社してくる大企業と、たまに一人の採用を考える程度の一店舗規模のお店では、まったく違うわけです。

 

 例えば、5店舗程度の規模のお店のこんな笑い話のような本当のお話があります。

ある新入社員を任された店長さんのお話です。新入社員の入社日に店長がお休みでした。

 いろいろ事情はあったようですが、結果的に新入社員の初出勤日の朝、開店時のシフトに新入社員の初出勤日だと知らないスタッフにとっては、突然変な人が店に入って来たので驚きながらも挨拶をして、誰が来たのか初めて分かった・・・。

 そして、そのスタッフ自身の開店業務に集中し、新入社員さんは放ったらかしになったようです。

 

 これではうまく行きません。

できれば、何年かに一度しか無い新入社員さんの初出勤日には、全員で拍手をしながら出迎えるくらいの配慮をするお店もあるのですから、仲間が増えた歓迎の気持ちを伝える「入社歓迎セレモニー」くらいはやってあげて欲しいものです。新入社員本人にはスタート時が最も重要なのですから。

 

 ここで問題なのは、こういったお店環境の地方の一店舗で新入社員をどう育てるか?

一般的に新入社員をうまく育てている店長は、常日頃から適度な命令を出している人に多く見られます。

 つまりマネジメント意識が高く、リーダーシップもある店長です。

例えば、常日頃のお店の中で、長期の命令は3ヶ月や1ヶ月単位の計画を部下スタッフに出すし、一人ひとりのスタッフには細かい目標設定をする。

毎日の確認チェック表でその進捗管理をしながらフィードバックを繰り返している。などといった上司として当たり前のことを、コツコツやっている店長です。

 

 新入社員教育の問題は、この計画とフィードバックです。

分かり易い営業計画表と共に定期的な部下との個人ミーティングでフィードバックを習慣化している上司です。一週間に月曜日に一回、または毎月月初と中間日に部下全員と一人ずつミーティングを習慣化してしまう・・・という具合です。

この程度のマネジメントを習慣でやっている人は、新入社員もちゃんと育成することができるわけです。

 

 そこで、具体的にどうやって新入社員教育をするのか?

直属の上司が、①新入社員の入社初日にやること、②一週間でやること。③1ヶ月でやること。④使用期間(3ヶ月?)中にやるべきこと、④本採用ミーテイングにお話すること。

このくらいの4項目は決めてしまうと良いでしょう。新入社員と接する時の指針になると思います。

意味もなく毎日気を使って、仕事帰りの顔色が悪かったので「明日は出勤してくるかな?大丈夫かな?」などと毎日ビクビクして朝の出勤を待たなくて済むようになります。

 

最低限は

①入社初日にやること

②一週間でやること

③1ヶ月でやること

④試用期間中(本採用ミーティング)にやること

を決めてしまうとやりやすくなると思います。

 

ここまで書くと、皆さんが考えているような商品知識を教えることや挨拶の仕方を教えるといった項目が無いことに気がつくと思います。

これには理由があります。それは次回のテーマとして、本日はここまでです。


 

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