選択の責任

 

🔳コンサルの選択の責任

 

ある社長とお話をしていて色々と気づくことがありました。

今回はそれについて深めてみようと思います。

実は、コンサルタントというのは何らかのノウハウを持って始める人が多いのですが、私も最初は高額品販売店の運営のプロとしてコンサルをはじめました。

つまり「自分に自信のある店舗運営方法があり、その方法をお伝えすることで、契約を頂いた企業の業績アップを実現させること」が、自分の責務と思って頑張ってきた訳です。

しかし、ここに来て、「このノウハウをお伝えするだけで良いのか？」ふっと思う事が増えてきました。

 

そして、そんな思いの中の一つに、「このノウハウは、本当にこの社長に役に立つのか？私の伝えようとしているノウハウの他にもっと良い方法があるのではないのか？」と思い迷う事も多々あります。

これは私のノウハウ自体は間違いの無い方法なのだけれど「ネットビジネスを紹介した方がいいいいのでは無いのか？」の様に、根本的に違った方法が、私の中に幾通りか思い浮かび「この社長にはこの方法が合いそうだ」と思う方法がたくさんあるからです。

 

これは私の体験が年齢とともに増し、多くの知識を吸収してきたからとも考えられますが、時代の流れが早くなり、多くの解決方法が、広い範囲でインターネットにより知られるようになった現代、だんだん何が正解か分からなくなって来たからです。

 

私の狭い範囲の専門知識では、クライアントである社長に、どの方法を教えるかは、コンサルタントに任された選択になりますが、それにより「この社長の人生が変わってしまうだろうな？」と、思う瞬間が増えてきました。

自分のノウハウには自信があるが、その内のどのノウハウをお伝えするかという選択で躊躇するコンサルタントであるわけです。

 

集客の研修をしていて、特に販売の話はしません。

話が長くなり混乱させてしまうし、時間があるようで無いからです。　

しかし、販売のことをお伝えしなければならない必要性を感じて、そこから長い販売のお話を始める場合が有ります。

実はあまりにも、私とその社長と販売常識が違うから時間がかかります。そう感じた時は、急がば回れ！焦らず焦らずと、自分に言い聞かせながらやっていますが、これも選択です。

 

私は、その時々で「クライアントはどう考えているのか？」を、自分なりに考えて行動しているつもりですが、その選択の責任の重さを、よりズンと感じる今日この頃なのです。。

 

これを読んでいただいてる皆様に、きっとお付き合いしていて良かったと言っていただけるように頑張っています。

お役に立つ事。貢献する事が私の様なコンサルタントの仕事だと思うからですし、それが私の喜びだからです。