成長するお店と経営者(小売業の営業販売の目的は生活立脚にあり)
2024/03/14
こんにちは。桜間知弘です。
時々気が付くのですが、「成長するお店」と「成長しないお店」は、
そこの社長と20分もお話ししていれば、なぜそうなるのか?
の違いがわかるようになりました。
これは、目標の持ち方に関係していると思うからです。
目標をはっきりとした言葉にできる人は、
いつも潜在意識にまで目標を刷り込んで、その目標を達成をするまで
思い出す度に、または思い出さずとも潜在意識の働くボーとしている
α波の意識段階でも、自我に対して「目標を達成するための活動を始めよ!」
と誘導してくれる状態に、知ってか知らずか自分を持って行っています。
しかし潜在意識というものは、言葉にできるほど明確なものしか、
行動を誘発するまでの効果を発揮してくれません。顕在意識の上で明確なら、
悪いことでも良いことでも、行動するところまでは潜在意識が誘導してくれます。
例えば今の私の場合、
「副所長と二人で食べて行ける程度のコンサルティングの仕事を受注する」と、
はっきりこの20年間目標設定して来ました。
そしたら、ちゃんと二人の家庭が食うに困らない程度の絶妙な仕事量が続いています。
だから多すぎもせず少なすぎもせず、
二つの家庭が食うに困らない程度のコンサル売上を上げ続けています。
勿論あらゆる営業努力と工夫をしているのですが、
実はちゃんと「余分なコンサルタント人員を増やさずに済む仕事量」の
範囲内です。
何人ものコンサルタントを置く必要もなかったし、
二人を一人に減らす必要もなかった。
今考えれば自分で食べて行けるように、
潜在意識が調整して受注していたことに気が付きます。
あなたのお店も同じことが言えるのでは無いでしょうか?
これは全く失礼なことを言っているのかもしれませんが、
あなたのお店が、今一店舗の状態なら、
それを3店舗や5店舗にし、安定した強い経営にするための努力をする必要もなかった。
まあ毎月、家庭生活を賄うだけの売上収入をいただくことができれば、
それなりに生活ができたので意識的に目標やビジョンなどと、
大上段に構えて仕事をしてきたわけでもなく何年も続けきた・・・
というのが本音ではないでしょうか?
そこは私にも良くわかるところです。
しかし、それだけでは良くなかった。
なぜならお店が成長しなかったからです。
これは当然、私にも言えることなのですが・・・
誰かに自分のビジネスを渡す「継承」のときに分かることなのです。
「成長なくして渡せない!」ということです。それこそ後の祭りなのです・・・!
どういうことか?
自分が「ここまで自分のビジネスを成長させた」という意識のない経営者は、
苦しさ辛さばかりが目立つ自分の代の経営」を、
次の代の息子や娘に渡したくないと思っています。
自分の引き継いだ時の経営規模を、同程度や2倍程度にしたとしても、
苦しかったとか辛かったという、
良い記憶がない人は「継がせたくない」と思っています。
はっきり言って、渡したいと思った人は継承するし、
渡したくないと感じている人は、渡しません。
そういう思いが「成長」と関係があると言っているだけです。
自分の代の経営が「面白かった!」「素晴らしかった!」と、
できれば思っていたいものです。
しかし、大概の経営者はそうでなかったので、
継承の数が激減してるのではないでしょうか?
こんなおこがましいことを言っているのは私だけでしょうか?ただ、
間違いのないことは、売上を伸ばし、経営を合理化し、人を強化し続け、
国内でも優良と言われる企業を作った人は、経営継承を少しでも成功させたいと思い、
いろいろ試みます。
少しでも良い条件となるまで諦めず工夫をします。
あなたにそこまでの気力が無かっただけなのか知れないのです。
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